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高木康夫 Yasuo Takagi
 

劇団前進座文芸演出部
幹事会副幹事長

昭和30年、兵庫県神戸市に生まれる。昭和51年大阪芸術大学舞台芸術学科を中退。舞台美術を希望して、同年2月劇団前進座文芸演出部に入座。舞台監督助手を経て舞台監督として現場を統括すると同時に、歌舞伎上演の際は狂言方を担当、柝やツケも打つ。そのかたわら、歌舞伎舞台美術家である釘町久磨次(平成8年歿)に師事し、歌舞伎の道具帳を描くための手ほどきを受ける。55年ごろからは舞台監督をつとめながら舞台美術も兼任。63年ごろからは仕事の重点を舞台美術に置くようになり、現在は演出も手がける。また副幹事長として劇団の運営にもあたっている。

【主な歌舞伎の舞台美術作品】
平成2年5月『天衣紛上野初花』
4年5月『四千両小判梅葉』
5年5月『博多小女郎浪枕』
6年5月『島鵆月白浪』
7年5月『隅田川続俤』
8年5月『大いに笑ふ淀君』
(いずれも国立劇場)など。

【主な演出作品】
近松門左衛門作『女殺油地獄』
五木寛之原作・脚本『旅の終りに』
など。

日本演劇協会会員。日本舞台テレビ美術家協会会員。

昭和56年2月第八回舞台テレビ美術展入選。