Top >公演だより>かんがえるカエルくん>水上琴野の卒業論文 |
2003 年 1 月 24 日は「かんがえるカエルくん」巡演の千秋楽でした・・・。そして、この日、私にとって、涙の卒業式となりました。 この芝居、そして、このメンバーとお別れするのは本当に寂しく、中学校の卒業式と同じ気持ちでした。カエル班は、ほんっとうに楽しいのです。スタッフさん含め、 10 人という少人数で、大人にも子どもにも本当に喜んでもらえる作品だと確信しています。 初演は大変だったなぁ・・・アイデアが浮かばず、自分が嫌になり、舞台に立つことが辛い時期もありました。けれど、ケタケタ笑う子どもたちの笑顔は最高にステキで、その笑顔に励まされて、元気をもらえたことが幾度もありました。 私は入座 2 年目でこの芝居に付き、多くのことをこの芝居から学びました。一度班から離れましたが、初演から毎ステージ新鮮な気持ちで演じられたと思います。しかも、回数を重ねれば、重ねるほど、意欲的にそして、活き活きと演じることが出来たように思います。 私が演じました、やまね、チョウ、ウサギ、ハチは、どのキャラクターにも愛着があり、可愛くってしようがありません。これら生き物に命を吹き込む作業は私の役者生活の中でとても自信に繋がりました。 これも応援してくれた皆さんのおかげです!本当にありがとうございました。 私はこれで卒業ですが、まだまだ続く「かんがえるカエルくん」を世界中の親子に観てもらいたいナー、と思います。私はこのお芝居がだーい好きです !! 現在、私は「天平の甍」に出演しています。全く違う役柄の中に、この芝居で培ったものが生きています。 「天平の甍」も是非、ご覧になってください。
水上琴野
|