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2005年2月4日版

 

 

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Vol.4&5

班内HP担当 山崎杏佳・栗沢 学


4号&5号合同特大号!

【ウェブマスターよりお詫び】

このたび前進座公式サイトのサーバー容量UPの為のサーバー引越を行いました。その影響で「髪結新三」の公演だよりのUPが大変遅れてしまいまいた。深くお詫び申し上げます。今回に関しては、決して担当者の二名が怠けたわけではございません。

祝・南座公演千穐楽

中馬(ちゅうまん)の楽屋通信〜1月15日号
  皆さん、初めまして、お久し振り、こんにちは、こんばんわ、中馬隆宏です。  私はいま南座の楽屋でこの文章を書いています。今回は去年に続いて、私にとって2回目の南座公演ですが、前回の何もわからないアタフタした状態ではなく、年末から先輩方にいろいろ伺った甲斐もあり、いまとなっては多少ですけど余裕を持って舞台に臨めています。  舞台といえば、今回の『髪結新三』での私の役は、幕が開いて間もなく、結納の品を担いで出てくる“加賀屋の若い者”と大詰で六尺棒を持っている“捕手”です。  これから千穐楽まで気を抜かずに!一日一日を大事に!日々精進!

【中馬隆宏 記】

杏佳のドキドキ着付け教室
  南座公演では定着して参りました『着付け教室』。今回のモデルは私杏佳が勤めました。以前は、終演後の舞台でやっておりましたが「もっと近くで見たい!」と言う皆様の御要望にお答えすべく、開演前の楽屋にて行われました。  私が演じる『お菊』は、紫地に白の格子の着付けに昼夜帯を角出し、鬘は潰し島田と典型的な下女の拵え。さて、皆様に喜んで頂けるかしら?と不安でしたが、大変喜んで頂きましてホッとしました。  開演前の拵えの時間は、役者にとって大切な時間ですが、私が女方の眉を引き始めますと手鏡の中に皆様の顔・顔・顔!!大変緊張いたしましたf^_^; が、仕上がった私のメイクを見て皆様が「わぁ〜 !」と…。ホッといたします。衣裳も鬘も私の不安は何処へやら…皆様興味津々。出番になり舞台へ登場致しましても、いつもより温かい視線を感じました(^O^)  兎にも角にもドキドキでしたが、近くで見て頂けて良かったです。舞台は、役者とお客様の双方で創るもの!杏佳と言う役者を身近に感じて頂けたら幸いです。これからも応援して下さい(^O^)/ 全国の皆様、もし御希望が有 りましたら御連絡下さい!

【山崎杏佳 記】


そして四国巡演へ!

ジャッカルの附打ち奮闘記
  南座公演が終わると休む間もなく四国巡演に入った『髪結新三』ですが、この四国の旅は僕にとって少しばかり思い入れがあります。なぜなら初めて附打ちを習ったのが『三人吉三巴白浪』の巡演で四国を訪れたときだったからです。あれから三年。由緒ある南座で附打ちとしてデビューし(感激!)、四国巡演へ。  巡演では会場ごとに音の響きが変わるので、日々打ち方を確かめながら打っています。会場条件のせいか、時々、アレ?と思いながら打つこともありますが、会員さんの拍手を聞くとなんとも嬉しい気分になります。  これからも精進して頑張ります!

【中橋耕史(文芸演出部) 記】

注1.「ジャッカル」とは中橋くんのニックネーム。ちなみに彼は昨年の『オバケちゃん』公演で初舞台監督も経験した、文芸演出部若手ホープの一人。

注2.
「附打ち」は歌舞伎をご覧になったことのある方には説明不要ですね。舞台の上手(右側)でバタバタ音を出すアレです。

※サムネイル写真をクリックすると拡大表示されます。

 


■ 今回の執筆者中馬隆宏。かっこつけてます!
■着付け教室、皆さんと一緒に記念撮影。
■ …ジャッカル(中橋くんの勇姿は後日掲載予定。乞御期待!)
■ 白子屋女主人 お常・山崎辰三郎。加賀屋藤兵衛・小佐川源次郎。
■ 手代 忠七・瀬川菊之丞。白子屋 お熊・河原崎國太郎。
▲画像をクリックしてお入りください。
   

■ 魚売り 新吉・中村靖之介。見事な包丁捌きと捌かれる鰹に注目です。

 

■ お熊・河原崎國太郎。桑名屋番頭 又四郎・山崎竜之介。

 

■ 車力 善八・藤川矢之輔。そして山崎杏佳の白子屋下女 お菊(ドキドキ!)。

 
■ 大詰「町奉行所の場」はめったに上演されない珍しい場面です。梅雀の大岡越前守。
 
■ 鮮やかな髪結いに思わずため息。梅雀の髪結新三、菊之丞の手代 忠七。
   
■ 開演前の若手楽屋の様子。石田くんとヒロムくん、幕開きに登場します。
   
■ 同じく開演前の楽屋廊下。知らせの柝を打つ狂言方は金子義広。
■ 今回の最年少役、丁稚長松 亀井栄克。…楽しそう。

髪結新三


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