ノンちゃんとパパは、ママが死んでから二人でよく旅をしていました。
ある日、美しい森が近くにある町に引っ越してきました。
その森の中で、ノンちゃんはオバケちゃんに会ったのです。
『ぼく、かいじゅうじゃありません。オバケちゃんです。ネコによろしく。』
なんて素敵なあいさつじゃありませんか。
二人はすっかり仲よくなりました。
ところが大変、この平和な森に一大事件がもちあがったのです。
欲に目がくらんだ太った男が森を買い占め、大もうけをしようというのです。
森が無くなったらオバケ一家の住む所がなくなってしまいます。
オバケちゃんたちは、いろいろなオバケに化けて追い出そうとしますが、
反対にお金もうけに利用されてしまいます。
ついにパパオバケは太った男の心の中へ入ることを決めたのでした・・・。
|