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みどころ ◆◆  

 


 

悪政に苦しむ農民を救うため、自らの死をかえりみず、直訴を決意した義民宗五郎のものがたり

下総國佐倉領(いまの千葉県佐倉市辺)は数年来の凶作が続き、領民は飢えに苦しんでいた。年貢米(今の税金にあたる)の減免を嘆願する百姓衆の声は聞き届けられず、逆に年貢の割り増しを申し渡される。このうえは直(じか)に藩主堀田上野介に願い出ようと、その江戸屋敷におもむいた木内宗五郎たちは、江戸家老岩淵典蔵に門前払いにされる。

宗五郎は、死罪を覚悟で将軍への直訴を決意。その前に、一目妻子に会いたいと、佐倉に立ち戻り、印旛沼のほとり、渡し守甚兵衛の小屋にたどり着いた。逃散を防ぐため、日が暮れると渡し舟には鎖がかけられた。甚兵衛は決死のナタで鎖を切り……。
一別いらい変わりない妻子の姿に安堵するのもつかの間、宗五郎はふたたび江戸へと……。

   
 

むかし昔、近江国・琵琶湖のほとりに住んで居た、お兼という娘は、人並はずれた力の持ち主であったと伝えられています。この伝説を元に、お兼の怪力ぶり、あざやかな立廻りを舞踊化して仕上げたのが、この「近江のお兼」です。

 盥〈たらい〉を抱え、布を晒しに琵琶湖へやって来たお兼が、暴れ馬を押し止めたり、大の男を投げ飛ばしたりと、可憐な姿に似合わぬ勇壮な力技を発揮します。派手で華やかな曲の調子に合せ、晴れやかに馬と踊ったり、娘心の「くどき」なども面白く、おしまいには二本の晒しを豪快に優雅に振って踊る情緒纏綿たる風情で幕となる、見所の多い楽しい踊りです。

   

  

 

 

 

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