かいせつ・みどころ

鶴屋南北の最高傑作として、また歌舞伎屈指の人気作として、今も私たちを楽しませてくれる名作。怪談といえば「四谷怪談」、幽霊といえば「お岩様」。ケレン・カラクリに満ちた「髪梳き(かみすき)」「戸板返し」などなど、驚きの名場面が続きます。

前進座では、2016年に劇団創立85周年記念公演として、34年ぶりに東京・国立劇場大劇場で上演いたしました。〈お岩・伊右衛門〉のメインストーリーに、サイドストーリーである〈お袖・与茂七・直助〉の「三角屋敷の場」を加えた上演は大評判を取りました。
非情な伊右衛門の犠牲になったお岩の哀れさ、名もなき庶民たちの壮絶な生き様に迫る前進座版。南北劇らしい趣向と世話物の面白さをお届けします。

お岩役は『お染の七役』『解脱衣楓累(げだつのきぬもみじがさね)』など多くの南北劇のヒロインを演じてきた当代河原崎國太郎。
当代俳優陣・スタッフの総力を結集し”前進座歌舞伎”の新たなステージをお見せします。

 

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