「銃口」2004年秋巡演 旅日記
10月2日、私達はやっと念願の沖縄に行き、東京に帰って参りました! 台風のためフェリーが欠航、トラックに積むはずの大道具を飛行機に積む・・などギリギリまで「本当に沖縄で出来るのか!?」とハラハラしっぱなしでしたが・・「緊急対策委員長」の益城宏さん、本当にお疲れ様でありました!
と、いうわけで、秋の巡演、後半戦はまず上田市・・芳子役の上沢美咲のふるさとです。実はこのほど「信越放送」で、信州出身の4人の女優(小林祥子・北澤知奈美・上沢美咲・黒河内雅子)の特集番組を作ってくださることになり・・その「密着取材」の一日でもありました。搬入中にカメラ目線の人がいたのはそのせいでしょう・・(放映日は未定です)そしてさすが地元!! 楽屋には名物の「おやき」、巨峰、りんご、白菜、など新鮮な食料が続々と届けられ、実に豊かなお茶場でした。公演も大成功だったのはいうまでもありません! 次の長野市でもやはり実行委員会の方々のおかげで大成功を収めることが出来ました。
しかしここでまた台風が・・・! 10月9日、千葉県東金市の公演の日、地元に「警報」も発令され、朝の会議で公演は、月末に延期となったのでした。
それから山口県宇部市、大阪府内、また山口、岩国、と無事に旅は続いた・・・かと油断しかけたその時!! 10月20日、名古屋へ一日かけて移動しよう、というその日、またまた台風が・・人責の山崎杏佳さんの指示のもと、予定の電車を早めに早めて何とか、時々停止しつつも名古屋へ、到着する事ができたわけです。しかし次の予定、半田の公演は延期に・・私達の帰京も2日、延期になったのでした。・・そんなわけでまるでスチュワーデスのように「ホテル待機」という身分になってしまった私達・・みんなどのようにすごされましたか?
そんなわけで、旅の後半は、延期になった公演がギッシリ・・休む間もなく、青森、千穐楽へと突入していくことになりました。
・・ここまで読んだ方、さぞキチキチの、余裕の無いスケジュールをこなしているのだなあ・・とお思いでしょう・・いいえ、大丈夫! ちゃんと、移動日などに鋭気を養うことも忘れてはいませんよ〜。青森駅からバスで20分、「ねぶたの里」に行ってきました!! 山の中・・というか自然豊かなロケーションで心も洗われ、過去の、輝かしい賞をもらった「ねぶた」たちが、明かりも入って色鮮やかに展示されていました。しかも動かすこともできるものが!! すごい! 美しく大胆で迫力満点!! そして中には舞台もあり、太鼓も!! 益城宏さん(むつ市出身)の目が熱く輝いていくのを私は見ました・・。一通り、飲み食べし、そして益城宏さんがいつの間にか舞台の上に・・バチを持って・・津田さんも・・! 「らっせ〜ら!らっせ〜ら!」のリズムのもと、おしまいにはほぼ全員が、踊ってました・・中には「阿波踊り?」という方も・・ええ、もちろん私も踊らせて頂きました・・周り、すいてて良かった・・この日は千穐楽の前日、事実上の打ち上げ、となりました。
こうして、幾度となく台風にみまわれ、ふりまわされてきた「銃口」でしたが、29ステージ、予定をひとつも落とすことなく、上演する事ができました。これもひとえに各地の実行委員会の皆様の御尽力と、制作部はじめたくさんのスタッフのご苦労のたまもの・・本島に皆さん、お疲れ様・・・ありがとうございました!!
【黒河内雅子 記】
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