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【あらすじ】

明治五年十月。文明開化による新旧が入り混じり活気あふれる東京。
新富町に出来た守田座では、新時代の芝居作りに意欲を燃やす勘弥(梅之助)が江戸東京随一の作者河竹新七(後の黙阿弥・國太郎)の新作「ざんぎりお富」をかけていた。 暦問屋角屋の若旦那・栄太郎(芳三郎)は、商売そっちのけの大の芝居好き。新七とは作者部屋に通されて語り合う仲である。


十一月。来年の暦はすっかり小売りに渡し商売ものんびりしていたところに号外が届く。
新政府は来年から太陽暦を採用。十二月三日を翌年の元旦にするというのだ。 何の前触れもなく発令された改暦に大混乱。年の暮れも迫ったこのタイミングでなぜ唐突に決まったのか。
改暦騒ぎに振り回され、栄太郎は思いを寄せる千代(上沢)とはすれ違い。大赤字に父徳右衛門は首を吊ってしまう。 栄太郎ら翻弄される人々の怒りが爆発する。

栄太郎と新七らは一計を案じ、改暦の張本人・大隈重信(圭史)を連れ去って大隈一人をお客にした一夜限りの芝居を打つことを企てる──。


今年八十周年を迎えた前進座との清新な顔合わせで贈るこの秋の話題作。ご期待下さい。

山本むつみ×嵐芳三郎 『明治おばけ暦』を語る

【作者プロフィール】
  山本むつみ 

北海道旭川市生まれ。
北海道大学卒業。2002年NHK創作ラジオドラマ懸賞で最優秀賞。2004年NHK『御宿かわせみ』の脚本に抜擢。さらに『慶次郎縁側日記』『秘太刀馬の骨』と続き、『トップセールス』では現代物に挑む。
2010年『ゲゲゲの女房』でブレイク。2013年の大河ドラマ『八重の桜』の執筆が決まり、今秋10月からはNHKBS『塚原卜伝』の放映が控える。
子ども時代から演劇に親しみ、上京してからは歌舞伎見物を欠かさない好劇家。

 

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