たいこどんどん

ものがたり

 幕末のこと――。江戸日本橋の大店の若旦那・清之助と吉原のたいこもち・桃八は、品川女郎の袖ヶ浦をめぐって薩摩侍と大騒動。海へ逃げたものの嵐にあって漂流し、みちのく釜石から東北北陸を転々と流されてゆく。
 悪女にだまされ殺しの罪をきせられたり、目明しの罠にはまって地底の鉱山で働かされたり、山賊につかまったり……。
 奇想天外、波瀾万丈、笑いと涙にあふれたみちのく珍道中。はたして二人は江戸に帰りつけるのか……、それは観てのお楽しみ!

 

 

◆明るく陽気で笑いあり、涙あり。とても楽しかったです。
下駄での見事なタップ。踊りは見事でした。 (女・63才)

◆松山さん素晴らしかった。かっぽれ踊り覚えたい!! お話の内容も最高。
前進座が好きになりそう。 (女・63才)

◆今年102才で他界した叔母も、小学校卒業と同時に”いわしや”に勤めたことがある。
一言で云うなれば、とても良かった。 (男・73才)

◆井上ひさしさん特有のバラエティーでありミュージカルであり、そして人情世話物的でとても面白く、楽しかった。 自分への誕生祝いにささやかなプレゼントでしたが、とても良かったです。(女・59才)

◆井上作品はいくつか観てきましたが、今回のものは歌あり、踊りあり、言葉遊びあり、三味線あり、ありありづくしで多いに楽しませていただきました。珍道中にはこれでもか、これでもかと難儀が押寄せても、二人で乗り切るたくましさ。なんだか、まるで、今の庶民と一緒のように思えてきました。
生活苦は深くなっていく。でも、空気を吸って、ごはんを食べて何とか生きていくゾー!!と励まされたように思いました。 (女・55才)

◆「たいこどんどん」は最高に面白く感動ものでした。
政路はさすがにうまく、國太郎のイケメンぶりも見事!(女・74才)