2005年12月20日 2005年12月11日 |
全国的な大寒波に見舞われた18日、「今日われ生きてあり」班は一宮で千穐楽を迎えました。 朝から降り始めた雪はどんどん激しくなり、1幕が終わった時点で大雪。交通網が乱れているという情報も入り、お客様の帰りの交通手段を心配された主催者の方が「芝居の途中ですが、大雪のため、途中でお帰りになっても結構です」とアナウンスされました。 2幕の幕が開いたとき、お客様が全然いらっしゃらなかったらどうしよう・・・と心配しましたが、半数以上の方が残ってくださり一安心。 搬出の時、外は何と−6℃!まるでこのお芝居の千穐楽を惜しむような、なごり雪でした。 お陰様でお芝居の評判はとても良く、各地で好評をいただきました。戦後50周年の 10年前に「今日われ生きてあり」を上演したときよりも反響は大きかったように思います。 あるお客様からは「前回観たときよりずっとずっと泣けた」という感想もいただきました。 芝居が大きく変わったんじゃなく、この10年で私たちを取りまく社会が変わってしまったのかもしれません。 残念ながら10年前よりも戦争が身近なものになっているのかもしれません。 ある交流会では「私はあまりに辛いことばかりの人生に絶望して、死ぬことばかり考えていましたが、この芝居を観て、もう一度しっかりと生きていかなければと思いました」と、涙を流して話してくださった方がいました。 命を軽んじる悲しいニュースが毎日のように報道されていますが、命の大切さ=「平和」を考えずにはいられない、そんな「今日われ生きてあり」班でした。 全国の実行委員会のみなさん、そして観劇してくださった全国のみなさん、本当にありがとうございました。 【紫野 明日香 記】
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