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生くべくんば 死すべくんぱ
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「弁護士・布施辰治」劇化上演に向けて
稽古場だより
公演だより

 

稽古場だより
 No.3 


稽古場

今日は稽古場にたくさんの方が参加してくださいました。

崔 善愛(チェ・ソンエ)さんはピアニスト。
「生くべくんば死すべくんば」の舞台に流れるピアノは全て李さんの演奏です。心に染み込んでくる素晴らしいピアノです。

李善愛(イ・ソンエ)さんはピアニスト
◆ 崔 善愛(チェ・ソンエ)さん

 

 

 

 

 

 

 

そして、舞台装置の内山勉さん、照明の寺田義雄さん、それぞれがその道のスペシャリストです。

布施先生のお孫さんに当たる大石進さんにも稽古を見ていただく事が出来ました

◆ 大石進さん

 

 

 

 

 

 

また、布施先生のお孫さんに当たる大石進さんにも稽古を見ていただく事が出来ました。
大石進さんには脚本作りの段階から大変ご協力をいただいています。
私達も、当時の布施先生やご家族のお話を聞かせていただく事が出来ました。

舞台には幼少時と少年時代の進くんが登場します。
進くん役の竹下くんは進さんご本人を前に緊張した面持ちでした。
このお芝居は限りなくノンフィクションに近い舞台なのです。

進くん役の竹下くんは進さんご本人を前に緊張した面持ちでした

◆竹下くん

 

 

 

 

【紫野明日香】   

稽古場だより
 No.2 


この舞台では昭和19年3月1日の朝鮮独立万歳運動のシーンが出てきます。
朝鮮の主要都市に広がったこの運動は、日本による不当な迫害に対し、朝鮮民族が立ち上がった歴史的なデモ行進です。
武器は持たずにただ独立万歳を叫び練り歩く人々の姿が印象的に登場します。
ここに出てくる独立宣言を韓国からの留学生、金世一(キム・セイル)さんが演じて下さいました。金さんは韓国の俳優さんでもあります。
現在東京大学大学院生。
金さんの声はとても印象的です。
お腹の底から湧き上がってくるような素晴らしいハングル語の独立宣言。やはり迫力が違います。
録音の後、私達も金さんにハングル語を教えていただきました。
テハン トンニプ マンセイ!(朝鮮独立万歳)

この舞台の大事なシーンです。
大切に大切に演じたいと思います。

【紫野明日香】   


◆ 金世一(キム・セイルさん)

金世一(キム・セイルさん)

金世一(キム・セイルさん)


◆  思想犯として裁かれる渡会(朴烈)と黒河内(金子文子)
布施辰治は無報酬で彼らを弁護するのです。

思想犯として裁かれる渡会(朴烈)と黒河内(金子文子)

 

 

稽古場だより
 No.1


「生くべくんば死すべくんば」の稽古がいよいよ始まりました。
この作品の主人公、布施辰治弁護士は弱き者のために心血を注ぎ、民衆の幸せのために生きた社会派の人道弁護士です。
布施弁護士の弁論は一旦始まると5時間でも8時間でも絶え間なく続いたそうです。

布施辰治弁護士を演じる益城さんは今、その膨大な台詞を何度も繰り返し集中して覚えています。
歴史的な資料に基づいて、時には台本をこまめに直しながら稽古は進んでいます。

どの俳優もキリッと引き締まった面持ちの稽古場です。
生みの苦しみなんて言葉もありますが、0から新しい作品を作っていく事は俳優にとってとても楽しい事です。
毎日がとても新鮮で、常に稽古場の温度や空気が動いているように感じます。

初日まで後2週間をきりました。
幕が上がる頃には、井の頭公園の桜が咲き乱れていると思います。この作品が見事舞台で開花出来るよう出演者一同頑張ります。
皆さん、どうぞご期待ください。

【紫野明日香】   


◆ 布施家の場面

布施家の場面




◆ 稽古前に打ち合わせをする渡会(朴烈)・益城(布施辰治)

稽古前に打ち合わせをする渡会(朴烈)・益城(布施辰治)

 

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