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1994年6月2日と3日、『母』旭川公演が開催され、三浦ご夫妻は終演後のカーテンコールに舞台に上がり、主演のいまむらいづみに花束を贈呈してくださいました。
この写真は、翌4日、ご夫妻がスタッフ,キャストと実行委員を招いて食事会をひらいた時のスナップです。各自柔和な表情に公演の成功と充実感が読み取れます。
それにしても皆若い。
この中に2003年3月の初演の『銃口』に出演した俳優が5名いますので紹介します(順不同)。
綾子さんの右隣がいまむらいづみ。『母』で多喜二の母セキを演じ、2時間半観客を魅了しました。『銃口』では北森竜太の母キクエで出演。
前列右から二人目、志村智雄はセキの夫,末松と近藤牧師を演じました。『銃口』初演では竜太の父政太郎の役です。なんと『母』で多喜二の父母が『銃口』竜太の父母役……! 今回は山崎辰三郎が演じます。
前列左から二人目、浜名実貴は今回公演で竜太の姉美千代の役で出演します。
その左後ろが上沢美咲。中原芳子役です。足掛け9年に及ぶ『母』では多喜二の妹ツギの役で全341ステージに出演、いづみとともに前進座三浦作品出演記録を更新することになりました。
後列左、益城宏は木下先生の役で出演します。青森県出身、北の自然を感じさせる性格俳優です。
次にスタッフ紹介。綾子さんの左隣が脚色の田島栄、いづみの右側が演出の十島英明、その左側で光世さんとの間に顔を出しているのが制作の及川昭義です。
役者は歳をとらないとよく言われますが、メインスタッフに至や10年の歳月はあまりにも過酷に写ります。
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